中央の柱はもともと分断していたお部屋を一体化したときの構造柱。 平成初期の建物は、部屋を細かく分けている間取りが多いです。 こちらは、マンションでの間取り一体化パターン。 当初はこの白いラインでキッチンとリビングに分離されていました。 完成後の同じお部屋を窓側から撮影。ドアを新しく、そして高さのあるものにすることで、「古臭さ」は大きく変わります。奥は天井にカーテンレールを設置し、ベッドルームや収納スペースの目隠しなど、区切ることも可能に。 ドアの種類によっては、そのままクロスを貼ることもできます。 壁とドアを一体化したクロスで、ドアも一つの壁のように。 ヘリンボーン柄の生地をご存じでしょうか。「ニシンの骨」という意味で、魚の骨のような形が特徴です。これを床や壁の貼り方に使うことがあります。その独特のデザインが店舗では好まれ、アパレル店舗の「ナノ・ユニバース」などでは、古木の細いヘリンボーンの床が特徴的です。 当社の物件でも、ヘリンボーンを採用することがあります。職人の技術が求められ、費用も少しかかりますが、床材自体が高価でなくても、仕上がりの美しさから床そのものをランクアップさせてくれます。 モロッコタイル柄を使用したトイレ。こちらはモノトーンですが、モロッコタイルといえば、カラフルな幾何学模様で雰囲気があります。 出っ張ったガラス張りの窓が珍しい物件。オイル塗装の風合いを出した床材を使用し、窓の天井には、この眺望を邪魔しないよう、地味に室内物干し「ホスクリーン」を天井に取り付けました。 寒暖差や、雨や日照りの中で長い時間をかけて風化していくアンティークウッド。この過酷な環境下でしか生まれない独特の表情は自然のたくましさを感じさせてくれます。床材やインテリアに取り入れることで、古き良き時代を感じるとともに、空間にリラックス感を与えてくれます。 この床材は、そんなアンティークウッドをデザインしたものです。 フローリング巾やエンボス(木目の溝)の異なるものをミックスさせて使用することでより雰囲気を出すことができます。 これは本棚の写真ではありません。こんなクロスもあるのです。 玄関と廊下を連続したレンガ柄床材とすることで、玄関からのシームレスな造りに。 廊下壁面にマグネットボードとタオル掛けを縦に重ねて配置。 何もなかった壁面がこれだけで自由度が高まります。 配管の色をグリーンに。配管を目立たせるという逆の発想です。 濃い目のレンガクロス キッチンの延長で壁に取り付けた造作棚です。注目は棚の穴。 ここに照明器具やパソコンを置くなどした場合、穴がないとコードが棚の前までダランとすることになります。棚の真下はコンセントなので、穴を通してそこに直結させ、見た目もすっきり。 レンガクロスをトイレにも。黒い床材と組み合わせて、ブルックリンスタイルに。
クロスのように見えますが、本物の板張りをしました。 手間はかかりますが、木の匂いと手触り感。一部でも本物を使用すると空間全体のグレードが上がります。 モニターホンや白のスイッチの背景に木目は映えます。 この壁の欠けは、地震の損傷ではありません。 この部分はもともと、古いクローゼットがついており、空間の自由度を高めるため、思い切って取り外しました。もともと隠れている部分でしたので、仕上げが粗くなっていますが、コンクリートに白塗装し、その欠けも含めた味わいに仕上げました。 |